革製品が濡れたときは早めの対処を!
贈り物としても人気の革製品は、きちんとお手入れすることが長く使うためのポイントです。まず革はデリケートな素材であり、水気に弱いという特徴を持っています。
仮に濡れた状態のまま放置すると、水分が革の内部にまで浸透して水ぶくれをはじめ、シミになる、変色する、ひび割れ・変形するなどのトラブルが起きてしまうのです。
そのため、突然の雨や不意の水濡れなどで革製品が水分を帯びた場合、出来るだけ早急にお手入れする必要があります。
濡れたときのお手入れのポイント
革製品が濡れた場合、まずやわらかい天然素材の乾いた布で、濡れた部分の水分を拭き取ります。このとき、革の表面は水分を含んで傷つきやすい状態になっているため、ゴシゴシと擦るのはNGです。
そっと押さえるようにして水分を取り除きましょう。水分が取れた後は風通しの良い場所で陰干しします。早く乾かしたいからといって、ドライヤーや直射日光を当てるのはおすすめ出来ません。
革を急激に乾燥させると、水分と一緒に油分も抜けてしまい、変色や変形の原因となるためです。焦る気持ちを抑えながら陰干しでゆっくりと乾かし、完全に乾いたのを確認してから革製品は使用しましょう。