鞄の歴史について

洗練された紳士はスーツや靴に気を使いますが、高級鞄を持ち歩くこともステータスの1つです。創業140年を誇る銀座タニザワは、日本における鞄の歴史と共に、おしゃれで最高級の高級鞄を創り続けています。こちらでは鞄の歴史について、ご紹介いたします。

世界における鞄の変化

記録に残る世界最古の鞄として、紀元前9世紀頃の彫刻が挙げられます。古代アッシリアの翼を持った神様が、ハンドバッグのようなものを持っている姿が描かれています。古代の貴族たちは金や宝石を持ち歩くために小さな鞄を持ち、庶民は大きな袋に食料などを入れて物々交換をしていたと考えられています。

6世紀から15世紀までの中世の時代になると、貴族たちはポシェットのようなものを腰のベルトに吊るしていました。服飾技術が発展する15世紀から16世紀のルネッサンス時代に入ると、メンズファッションにポケットがつけられます。男性は頻繁に鞄を持ち歩く必要がなくなりましたが、18世紀末のフランス命以降は質素な服が流行しました。ポケットが少なくなったため、様々な鞄が作られていったのです。

日本での定着

鞄は日本にも伝来しました。鞄の名称はオランダ語のカバスや、中国語のキャハンから来たという説があります。明治時代の文明開化を境に、鞄が普及しはじめました。明治時代の銀座には鞄のお店が立ち並び、外国人の鞄の修理や、裕福な方向けの高級鞄の販売を行っていたようです。

鞄という漢字の由来は諸説ありますが、最も有力なのが谷澤商店を創業した初代谷澤禎三氏が、革と包を一文字にした鞄を考案使用したという説です。それまでは胴乱と呼ばれていましたが、明治14年ごろに現在の鞄に定着したといわれています。

銀座タニザワは高級牛革ビジネスバッグや、メンズ小物などを通販サイトで販売しています。これまでダレスバッグやエアーケースなどの銘品を世に送り出し、高い技術と革へのこだわりを感じさせる鞄をご用意しています。日本製の高級鞄は長く使い続けるほど色合いが良くなり、馴染むほどに愛着が湧くのでおすすめです。紳士のたしなみとして、ぜひご活用ください。