一口に革製品と言っても、製品によって合皮を使っているものと本革を使っているものがあります。この2つの違いをご存知ですか?こちらでは、合皮と本革の違いや革の種類について紹介します。おしゃれなビジネス鞄をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
合皮と本革の違い
素材の違い
合皮によく使われるのは、ポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂です。耐水性に優れており汚れにくいのがメリットですが、空気との加水分解によって表面が剥離するため3年を目安に買い換える必要があります。
一方で本革は、牛革・豚革・馬革・ワニ革など、生き物の革全般のことを指します。合皮よりも高価になってしまいますが、経年変化により触感が馴染んでいくのが特徴です。
ニオイの違い
合皮は無臭またはビニールっぽいニオイがしますが、本革にはそれがありません。本革のニオイは独特で、鞣しの際に使用する薬剤のニオイがします。
耐久性の違い
合皮は樹脂を塗っているため、経年によってひび割れたり、表面が剥がれたりしてしまいます。本革も保管状態が悪いとひび割れてしまいますが、きちんとメンテナンスをすれば10年以上使うことが出来ます。型崩れもしにくいため、使いやすいでしょう。
デザインの違い
合皮はとても扱いやすいことから、凝ったデザインのものが多くあります。しかし本革は革への負担を少しでも減らすため、シンプルなデザインが多いのが特徴です。
本革の種類
本革にはたくさんの種類がありますが、こちらでは銀座タニザワで扱っている革について紹介します。
牛革
牛革は本革の中でも加工がしやすいことから人気です。生育年数や雌雄の違いによって、特徴の異なる革が出来上がります。高級とされるのは「カーフスキン」で、生後6ヶ月くらいまでの子牛からとれます。表面がなめらかで、柔らかいのが特徴です。
銀座タニザワでは、去勢していない3歳以上の雄牛からとれる「ブルハイド」を使っています。厚くて丈夫なのが特徴で、耐久性に優れています。
豚革
豚革は、日本で100%原料を調達出来る唯一の革です。他の革に比べて通気性が高く、薄くて軽いのが特徴です。特にアメ豚は高級品で、タンニンで鞣した豚革に摩擦加工を施し、なめらかな肌触りと光沢を持ちます。銀座タニザワでは、主に内張りに豚革を使用しています。
日本の革製品が人気の理由
革製のビジネス鞄や財布などを探す時、日本製にこだわる方も多いでしょう。日本では江戸時代から牛馬の革が使用されはじめ、日本人ならでは器用さと勤勉さで革の扱いを徹底的に学んできました。
長い年月をかけて培ってきた技術や知識は現在まで受け継がれており、革の扱いに優れた職人が多くいらっしゃいます。見える部分だけではなく、見えない部分にも手を抜くことなく、細部までこだわっているのが日本の革製品の特徴です。
原料の入手は国内では難しいですが、目利きの職人が人気の高い欧州から一級品のみを厳選して仕入れているのも、クオリティが高い理由です。
おしゃれで耐久性に優れた高級ビジネス鞄をお探しなら銀座タニザワへ
おしゃれな高級ビジネス鞄をお探しの方は、銀座タニザワをご利用ください。良質な革を使用したおしゃれで耐久性に優れたビジネス鞄を販売しています。特に人気のビジネス鞄は、ダレスバッグです。
1951年、当時のアメリカ官房長官ジョン・フォスター・ダレス氏が来日した際に携えていたブリーフケースにヒントを得て、銀座タニザワが製作・命名したのがダレスバッグの始まりです。他にも様々なビジネス鞄を扱っていますので、お気軽にお買い求めください。